発表準備の心得(学生さん必見!)

過去に学生や後輩の学会発表準備の指導をした経験から、これから初めて学会発表の準備をする人にあらかじめ伝えておきたいことがあります。

 

  1. 学生のレポートと学会発表は違う!何から何まで詰め込まない!
  2. スライド・発表原稿の手直し、発表練習はしつこいぐらいに行うから覚悟しておくように!

 

 

1.学生のレポートと学会発表は違う!何から何まで詰め込まない!

 

指導教官から何か課題を与えられ、それに対して文献を検索し、文献の内容を要約して提出することがよくあるかと思います。

多くの人は、その課題に対していろんな角度から調べてみて、なるべくたくさんの情報をレポートに記載していたと思います。たいていの場合、多くの情報を書けば書くほど、勉強をした努力も伝えることができて、点数も良かったと思います。

 

学会発表をそのノリでやると、最悪です!(その理由については「スライド作成」のところでまた触れていきます。)

 

学会発表では、とあるテーマに対する問題点とその重要性を最初に自ら説明する必要があり、その後はその設定した問題点に対する事柄のみを説明ていきます。

その問題点に対する直接の事柄以外は、発表においては「余計な」情報になるので、あなたが勉強した関連情報を言えば言うほど、余計な情報が増えてしまい、非常にわかりにくい発表になります。

学会発表では、「本当に言いたいこと」以外の情報には触れないようにすることが肝要です。

発表の中で言いたいことは一つに絞る。

シンプルであればあるほど、いい発表になる。

 

 

 

2.スライド・発表原稿の手直し、発表練習はしつこいぐらいに行うから覚悟しておくように! 

 

発表で説明すべき内容の概要を説明した後、学生さんにとりあえずスライドを作ってもらうのだが、学生さんによっては1,2回手直ししてもらったらそれで完成だと思っている人がいる。

研究の内容をきっちり理解していない、学会発表の形式をなしていない、言うべきことが言えてない、余計な情報が多い、英文の間違いが多すぎる、そんなスライドを1,2回で直しきるのは到底無理。

発表に耐えうるスライド・発表原稿を作るのに10回以上のやりとりが必要。というか、10回でも全然足りない。そして、その後はプレゼンのやり方に関する指導がさらに加わるし。

そんな感じで、手直しは発表直前まで続く。その点、覚悟しておくように。

 

ダメ出しの100連発で落ち込んでしまう人もいるが、あなたを否定するためにダメ出しをしているのではない。いいプレゼンテーションをするために共同作業をしているのである。

落ち込むのではなく、成長のチャンスだと思って、最後まで食らいついてください。

このやり取りを経験することであなたは間違いなく成長できるでしょう。